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麤
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あら
ふりがな文庫
“
麤
(
あら
)” の例文
かれ
火照
(
ほでり
)
の命は、
海佐知
(
うみさち
)
毘古
一
として、
鰭
(
はた
)
の廣物鰭の
狹
(
さ
)
物を取り、
火遠理
(
ほをり
)
の命は
山佐知
(
やまさち
)
毘古として、毛の
麤
(
あら
)
物毛の
柔
(
にこ
)
物
二
を取りたまひき。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
粗
(
あら
)
い衣を
纏
(
まと
)
ひ
麤
(
あら
)
い
詞
(
ことば
)
を使ひ、面白くなく、
鄙
(
いや
)
しく、行詰つた、
凄
(
すさま
)
じい、これを絵画にして象徴的に現はせば
餓鬼
(
がき
)
の草子の中の生物のやうな、或は小説雑話にして空想的に現はせば
平将門
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
「
麤
(
あら
)
く
斫
(
き
)
られたる石にも神の定めたる運あり。」とは沙翁の悟道なり。静かに物象を観ずれば、物として定運なきにあらず。誰か恨むべき神を知りそめたる。誰か
喞
(
かこ
)
つべき
仏
(
ぶつ
)
を識りそめたる。
山庵雑記
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
麤
漢検1級
部首:⿅
33画
“麤”を含む語句
麤末
御麤末
麤々
麤埴
麤妙
麤巻
麤朶
麤枝大葉
麤漏
麤物
麤言
麤野
麤食