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鶏小屋
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とりごや
ふりがな文庫
“
鶏小屋
(
とりごや
)” の例文
と云うと、わっと
吶喊
(
とき
)
を上げて、垣根の陰へ隠れたが、直ぐにむらむらと出て、
鶏小屋
(
とりごや
)
の前で、健ちゃんは
素飛
(
すっと
)
ぶ。
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
暫く沈黙が続いた後、俊吉は静に眼を返して、「
鶏小屋
(
とりごや
)
へ行つて見ようか。」と云つた。信子は黙つて
頷
(
うなづ
)
いた。鶏小屋は丁度檜とは反対の庭の隅にあつた。
秋
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
イカバッドがこそこそと出てきたときの様子は、
鶏小屋
(
とりごや
)
へ鶏を盗みに行ってきたようで、とうてい美しい婦人の心をうばいに行ってきたようには見えなかったのである。
スリーピー・ホローの伝説:故ディードリッヒ・ニッカボッカーの遺稿より
(新字新仮名)
/
ワシントン・アーヴィング
(著)
鶏小屋
(
とりごや
)
に大きな青大将が入って、
模型卵
(
もけいらん
)
をのんだ、と
日傭
(
ひよう
)
のおかみが知らして来た。往って見ると、五尺もある青大将が
喉元
(
のどもと
)
を
膨
(
ふく
)
らして、そこらをのたうち
廻
(
まわ
)
って居る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
... 知らないと
折角
(
せっかく
)
の御馳走を
不味
(
まず
)
くするね」小山「実にそうだよ、僕は今まで新鮮なものほど良いと思った。
鶏小屋
(
とりごや
)
から持って来たのを直ぐ料理する位が
美味
(
おいし
)
いと思った。物を ...
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
▼ もっと見る
そのかわりに今
雛鳥
(
ひなどり
)
を二羽、宿の裏手の
鶏小屋
(
とりごや
)
の片すみの
檻
(
おり
)
に養っている。それを時おり池へ連れて来ては遊泳の練習をさせている。もう少し大きくなったら放養するのだという。
沓掛より
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
戸、
窓
(
まど
)
の限りを
明
(
あ
)
け、それから
鶏小屋
(
とりごや
)
の
開闢
(
かいびゃく
)
。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
第三百三十三
鶏小屋
(
とりごや
)
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
鶏
常用漢字
中学
部首:⿃
19画
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“鶏小”で始まる語句
鶏小舎