“とりごや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鶏小屋43.8%
鶏小舎37.5%
鶏舎6.3%
禽小屋6.3%
雞小屋6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暫く沈黙が続いた後、俊吉は静に眼を返して、「鶏小屋(とりごや)へ行つて見ようか。」と云つた。信子は黙つて頷(うなづ)いた。鶏小屋は丁度檜とは反対の庭の隅にあつた。
秋 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
それから、母さんとの約束で、鶏小舎(とりごや)は、僕がいつも閉(し)めに行くことになってる。僕はまた草むしりもする。どんな草でもいいってわけにいかないからね。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
それに対してチチコフは馬鹿野郎と呶鳴った。窓際へ近よって、彼は目前の景色を眺めはじめた。窓から見おろしたところは、さながら鶏舎(とりごや)の観(かん)があった。
その麺麭(パン)はな、おおかた上っつらは腐っとるじゃろうからナイフで削り落すのじゃよ。じゃが、その屑はうっちゃってしまわないで、鶏舎(とりごや)へ持って行くのだぞ。
鷺組のお絹を雛(ひよ)っ子(こ)に見立て、禽小屋(とりごや)へ追い込もうとするのである。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
父は田崎が揃えて出す足駄(あしだ)をはき、車夫喜助の差翳(さしかざ)す唐傘(からかさ)を取り、勝手口の外、井戸端の傍(そば)なる雞小屋(とりごや)を巡見(じゅんけん)にと出掛ける。
狐 (新字新仮名) / 永井荷風(著)