“魚捕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うおと33.3%
さかなと33.3%
さかなとり33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この名づけ親というのは、無愛想ぶあいそうな、孤独なじいさんで、生涯を、魚捕うおとりと葡萄畑ぶどうばたけで過ごしている。彼は誰をも愛していない。我慢がまんができるのは、にんじん一人きりだ。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
明日あすは、土曜どようだから、学校がっこうからかえったら、かわへいって、魚捕さかなとりをしよう。」と、たがいにいって、わかれました。
二百十日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
疑問は叔父の一句でたちまちおさまりがついたが、暑さの方はなかなか去らないので誰もすぐは寝つかれなかった。吾一は若いだけに、明日あした魚捕さかなとりの事を叔父に向ってしきりに質問した。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)