魔独楽まごま)” の例文
やなぎのつじの鳥居とりいの下に立ち、竹生島神伝ちくぶしましんでん魔独楽まごま! 水をらす雨乞独楽あまごいごま! そうさけんで声をからし、半時はんときばかり人をあつめて
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
エエ、やりなおしの魔独楽まごま天津風あまつかぜ吹上ふきあげまわし、村雨下むらさめさがりとなって虹渡にじわたりの曲独楽きょくごま首尾しゅびよくまわりましたらご喝采かっさい
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
相手がたおれると火の魔独楽まごまは、生きてるように竹童の手へもどった。そしてブンブンかれの片手にまわされている、次にはどいつの喉首のどくびへ飛ぼうかと。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)