“高誼”の読み方と例文
読み方割合
こうぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
枕山は「アヽ上人ノ先考ニオケルヤ半面ノ識アルニ非ズ。シカモ高誼こうぎかくノ如シ。あに不肖余ノ故ヲ以テニアラズヤ感歎ニ堪ヘズ。」
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
貸して賜われた。ひとえ仏陀ぶっだ衆生しゅじょうのためとは申せ、浅からぬご法縁、たとえ法然、遠国に朽ち果てようとも、ご高誼こうぎのほどは忘れませぬぞ
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
爛柯亭様御在世中は一方ひとかたならぬ御高誼こうぎあずかったことであるが、貴女様には今日まで拝芝はいしの栄を得ず、失礼致しておる、然るところ先般はまことに御親切なる御書面をいただ
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)