トップ
>
顫声
>
ふるひごゑ
ふりがな文庫
“
顫声
(
ふるひごゑ
)” の例文
旧字:
顫聲
『竹山さん、私は、』と哀し気な
顫声
(
ふるひごゑ
)
を絞つた。『私はモウ何処へも行く所のない男です。
種々
(
いろん
)
な事をやつて来ました。そして方々歩いて来ました。そして、私はモウ行く所がありません。 ...
病院の窓
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
夫は出でて
未
(
いま
)
だ帰らざれば、今日
若
(
も
)
し
罵
(
ののし
)
り
噪
(
さわ
)
ぎて、内に
躍入
(
をどりい
)
ることもやあらば
如何
(
いかに
)
せんと、前後の
別
(
わかれ
)
知らぬばかりに
動顛
(
どうてん
)
して、取次には婢を
出
(
いだ
)
し
遣
(
や
)
り、
躬
(
みづから
)
は
神棚
(
かみだな
)
の前に
駈着
(
かけつ
)
け、
顫声
(
ふるひごゑ
)
を
打揚
(
うちあ
)
げ
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
顫
漢検1級
部首:⾴
22画
声
常用漢字
小2
部首:⼠
7画
“顫”で始まる語句
顫
顫動
顫音
顫律
顫慄
顫上
顫震音
顫出
顫着
顫聲