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願望
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がんもう
ふりがな文庫
“
願望
(
がんもう
)” の例文
それだからどうぞ殿様に殉死を許して戴こうという
願望
(
がんもう
)
は、何物の
障礙
(
しょうがい
)
をもこうむらずにこの男の意志の全幅を領していたのである。
阿部一族
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
玉虫 ひとに洩れては
願望
(
がんもう
)
のさまたげと、現在の妹にも秘し隠したれば、おなじ家のうちに住みながら、玉琴もまだ知るまい。
平家蟹
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
……よくよくの名僧智識か、豪傑な
御仁
(
ごじん
)
でないと、聞いてさえ下さりませぬ。——この
老耄
(
おいぼれ
)
が生れまして、六十九年、この
願望
(
がんもう
)
を起しましてから、四十一年目の今月今日。
山吹
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「ウーム、その
願望
(
がんもう
)
ならば、かないましょう。いやきっとかなう。ご
安堵
(
あんど
)
なされい」
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
だから、代助は今日まで、自分の脳裏に
願望
(
がんもう
)
、
嗜欲
(
しよく
)
が起るたび
毎
(
ごと
)
に、これ等の願望嗜欲を遂行するのを自己の目的として存在していた。二個の相
容
(
い
)
れざる願望嗜欲が胸に闘う場合も同じ事であった。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
それで余程前から武芸がして見たいと云う
願望
(
がんもう
)
を持っていたが、つい機会が無かったので、何にも手を出さずにいた。
雁
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
“願望”の意味
《名詞》
願 望(がんぼう)
願い望むこと。
(出典:Wiktionary)
願
常用漢字
小4
部首:⾴
19画
望
常用漢字
小4
部首:⽉
11画
“願”で始まる語句
願
願掛
願文
願書
願人坊主
願人
願上候
願事
願山
願出