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頑愚
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がんぐ
ふりがな文庫
“
頑愚
(
がんぐ
)” の例文
「逆臣を
扶
(
たす
)
くる
匹夫
(
ひっぷ
)
。なんぞ早く降伏を乞わざるか。われは、革新の先鋒たり。時勢はすでに刻々と
革
(
あらた
)
まるを、汝ら、
頑愚
(
がんぐ
)
の眼にはまだ見えぬか」
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いや、みんなが呆れてしまって、旧弊も旧弊、
頑愚
(
がんぐ
)
度すべからずと笑われていると消息して来た。それがまだ二十三、四の青年だからね。おもしろい。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
頑愚
(
がんぐ
)
などと云う
嘲罵
(
ちょうば
)
は、
掌
(
てのひら
)
へ
載
(
の
)
せて、夏の日の
南軒
(
なんけん
)
に、
虫眼鏡
(
むしめがね
)
で検査しても了解が出来ん。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
頑愚
(
がんぐ
)
だな。それでは勝手にするがいい。俺はもう盗難告訴を書いてやらんから」
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
この主張のために道也はまた
飄然
(
ひょうぜん
)
として任地を去った。去る時に土地のものは彼を
目
(
もく
)
して
頑愚
(
がんぐ
)
だと評し合うたそうである。頑愚と云われたる道也はこの
嘲罵
(
ちょうば
)
を背に受けながら飄然として去った。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“頑愚”の意味
《名詞》
頑 愚(がんぐ)
頑固で愚かなこと。
(出典:Wiktionary)
頑
常用漢字
中学
部首:⾴
13画
愚
常用漢字
中学
部首:⼼
13画
“頑”で始まる語句
頑固
頑
頑丈
頑張
頑是
頑強
頑健
頑迷
頑冥
頑童