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順繰
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じゅんぐり
ふりがな文庫
“
順繰
(
じゅんぐり
)” の例文
中にも手紙を書くのと散歩とは欠かさなかった。方々に居る友達へ
順繰
(
じゅんぐり
)
に書いた。大方
端書
(
はがき
)
であった。彼は誰にも彼にも田舎生活の淋しい単調なことを訴えた。
恭三の父
(新字新仮名)
/
加能作次郎
(著)
これは妙だと
眺
(
なが
)
めていると、
順繰
(
じゅんぐり
)
に下から押し
上
(
あが
)
る同勢が同じ所へ来るや
否
(
いな
)
やたちまちなくなる。しかも
砦
(
とりで
)
の壁には誰一人としてとりついたものがない。
塹壕
(
ざんごう
)
だ。
趣味の遺伝
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
食事の
後
(
おく
)
れた
如
(
ごと
)
く、寝る時間も
順繰
(
じゅんぐり
)
に延びてだいぶ遅くなった。その上急に
人数
(
にんず
)
が増えたので、床の位置やら部屋割をきめるだけが叔母に取っての
一骨折
(
ひとほねおり
)
であった。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
すると三沢は、まだ機会が来ないから、もう少し、もう少し、と会見の日を
順繰
(
じゅんぐり
)
に先へ送って行くので、自分はまた気を腐らした末、ついにその女の
幻
(
まぼろし
)
を離れてしまった。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
順
常用漢字
小4
部首:⾴
12画
繰
常用漢字
中学
部首:⽷
19画
“順”で始まる語句
順
順序
順礼
順風耳
順々
順當
順風
順番
順道
順次