“鞄(トランク)” の例文
「ノート?」信一郎は、不審(いぶか)りながら、鞄(トランク)を掻き廻した。いかにも鞄(トランク)の底に、三帖綴の大学ノートを入れてあるのを見出した。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
「ノート?」信一郎は、不審(いぶか)りながら、鞄(トランク)を掻(か)き廻した。いかにも鞄(トランク)の底に、三帖(じょう)綴(つづり)の大学ノートを入れてあるのを見出(みいだ)した。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
さう云ひながら、紳士は椅子を離れると、部屋の片隅に置いてある大きな鞄(トランク)に近づいて、それを開きながら、中から一冊のノートを取り出した。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
そう云いながら、紳士は椅子(いす)を離れると、部屋の片隅に置いてある大きな鞄(トランク)に近づいて、それを開きながら、中から一冊のノートを取り出した。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
青年が、携へてゐた旅行用の小形の鞄(トランク)は座席の下に横倒しになつてゐるのだつた。信一郎は、それを取り上げてやつた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
部屋へ飛び込めば、直(す)ぐ鞄(トランク)の中へ、凡(すべ)てのものを投げ込むのだ。もう、こんな土地には一分だっていたくない。彼女が、帰って来ない裡(うち)に、一刻も早く去ってしまうのだ。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)