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ふりがな文庫
“
靡
(
ナビ
)” の例文
雲がきれ、光りのしづまつた山の端は、細く金の外輪を
靡
(
ナビ
)
かして居た。其時、
男嶽
(
ヲノカミ
)
・
女嶽
(
メノカミ
)
の峰の間に、あり/\と浮き出た 髪 頭 肩 胸——。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
安定ノ三郡ヲ
攻取
(
セメト
)
リ、ソノ威、遠近ヲ
靡
(
ナビ
)
カセ、大軍スデニ
祁山
(
キザン
)
ニ出デ、
渭水
(
イスイ
)
ノ西ニ陣取リケレバ、諸方ノ早馬
洛陽
(
ラクヨウ
)
ヘ急ヲ告ゲルコト、
霏々
(
ヒヒ
)
雪ノ飛ブガ如シ。
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
打ち
靡
(
ナビ
)
き春さり
来
(
ク
)
らし。山の
際
(
マ
)
の遠き
木末
(
コヌレ
)
の咲き行く 見れば(万葉巻十)
花の話
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
靡
漢検1級
部首:⾮
19画
“靡”を含む語句
萎靡
淫靡
靡然
風靡
吹靡
一靡
引靡
打靡
披靡
靡爛
片靡
萎靡頽敗
靡爛瓦斯
討靡
豔妖淫靡
軽靡
萎靡凋落
靡並而有
靡娜
靡曼
...