りょう)” の例文
旧字:
りょうのたたりであろうか、もしかしたら故郷に捨ててきた妻が怨霊おんりょうとなってたたりをしているのであろうかと、正太郎は、ひとり胸をいためるのだった。
よしやその悲鳴が生きりょうのように武蔵野の宙を馳けめぐるとも耳にとめる往来の人がありますまい。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
りょうのように、その相手に勝つことを忘れることが出来ないのである。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)