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霄
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そら
ふりがな文庫
“
霄
(
そら
)” の例文
空に
浮
(
うか
)
んだおからだが、下界から見る月の中から、この世へ下りる間には、雲が
倒
(
さかさま
)
に百千万千、一億万丈の滝となって、ただどうどうと底知れぬ下界の
霄
(
そら
)
へ落ちている。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
薫赫
(
くんかく
)
の氣は先づ面を
撲
(
う
)
てり。ヱズヰオの嶺は炎焔
霄
(
そら
)
を摩し、爆發の光遠く四境を照せり。涼を願ふ
煩心
(
わづらひごゝろ
)
は、我を
驅
(
か
)
りてモロの船橋を下り、
汀灣
(
みぎは
)
に出でしめたり。我は身を波打際にはたと
僵
(
たふ
)
しつ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
夜はますます
闌
(
た
)
けて、
霄
(
そら
)
はいよいよ曇りぬ。湿りたる空気は重く沈みて、柳の葉末も動かざりき。歩むにつれて、
足下
(
あしもと
)
の
叢
(
くさむら
)
より池に
跋
(
は
)
ね込む
蛙
(
かわず
)
は、
礫
(
つぶて
)
を打つがごとく水を鳴らせり。
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
霄
漢検1級
部首:⾬
15画
“霄”を含む語句
凌霄花
凌霄
霄壌
霄壤
雲霄
霊霄殿
天地霄壌
凌霄葉蘭
霄々
良霄
涼霄
昨霄
一霄
凌霄葉蓮
冲霄
元霄
今霄
九霄
中霄