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雲梯
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うんてい
ふりがな文庫
“
雲梯
(
うんてい
)” の例文
後に“
雲梯
(
うんてい
)
ノ
計
(
けい
)
”とよばれたものである。各所に巨大な
井楼
(
せいろう
)
を組んで、崖へ
梯子
(
はしご
)
を架けわたし、谷を踏まずに迫ろうとするのらしい。
私本太平記:07 千早帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼女は養女を多く仕立て、時の顕官に結びつくよすがとした、
雲梯
(
うんてい
)
林田亀太郎
(
はやしだかめたろう
)
氏——
粋翰長
(
すいかんちょう
)
として知られた、内閣書記翰長もまたお倉の
女婿
(
じょせい
)
である。
明治美人伝
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
何
公爵
(
こうしゃく
)
の旧領地とばかり、
詳細
(
くわし
)
い事は言われない、侯伯子男の新華族を沢山出しただけに、同じく維新の風雲に会しながらも妙な
機
(
はずみ
)
から
雲梯
(
うんてい
)
をすべり落ちて
富岡先生
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
雲梯
(
うんてい
)
衝車
(
しょうしゃ
)
の新兵器まで押し出して用いた。雲梯——雲の
梯
(
かけはし
)
——とは、高さあくまで高い
梯子櫓
(
はしごやぐら
)
である。
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“雲梯”の意味
《名詞》
雲梯(うんてい)
城を攻める際に使用するながい長い梯子。
金属製で梯子状のものを水平に懸け渡し、それに両手で懸垂しながら渡っていく運動器具または、遊具。
(出典:Wiktionary)
“雲梯”の解説
雲梯(うんてい)とは、長いはしごのこと。ここでは、攻城兵器としての雲梯と、遊具としての雲梯とについて述べる。
(出典:Wikipedia)
雲
常用漢字
小2
部首:⾬
12画
梯
漢検準1級
部首:⽊
11画
“雲”で始まる語句
雲
雲雀
雲母
雲霞
雲泥
雲水
雲間
雲霧
雲井
雲切