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隱亡
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をんばう
隱亡彌十に頼み
燒棄させ候段不屆に付
存命致し
居候はゞ
重き御
仕置にも
仰せ付らる
可の
所鈴ヶ森に於て
殺害致されしにより其
罪を
聞て重四郎
成程々々好氣味なり然し此
儘斯しても置れまいと兩人
呟き居る折から此物音に驚きて
隱亡彌十
髭蓬々と
髮振亂し手には
鴈投火箸を
始め彼三五郎鴻の巣なる鎌倉屋金兵衞其
外野州浪人八田掃部三加尻茂助練馬藤兵衞などの
菩提を
弔ひ又元栗橋の
隱亡彌十などの
安穩に歸島致す樣
祈祷を