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隠密組
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おんみつぐみ
ふりがな文庫
“
隠密組
(
おんみつぐみ
)” の例文
「イヤちがう。ありゃおそらく、
徳川家
(
とくがわけ
)
の
隠密組
(
おんみつぐみ
)
であろう。
家康
(
いえやす
)
もなかなか人が悪いからの。あとでよく
死骸
(
しがい
)
のふところをあらためてみい」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
光秀が特に彼を選んだのは、
雑賀弥八郎
(
さいがやはちろう
)
は、そういう潜行には打ってつけな
隠密組
(
おんみつぐみ
)
の
逸材
(
いつざい
)
だったからである。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それゆえ、なお浜松の城下まで
入
(
い
)
りこみまして、ふかく
実否
(
じっぴ
)
をさぐりましたところ、その
旅僧
(
たびそう
)
を
勝頼
(
かつより
)
なりといって、
隠密組
(
おんみつぐみ
)
の
菊池半助
(
きくちはんすけ
)
、京都へ
追跡
(
ついせき
)
いたしました
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
南——
遠江
(
とおとうみ
)
の国は浜松の城、
徳川家康
(
とくがわいえやす
)
の
隠密組
(
おんみつぐみ
)
菊池半助
(
きくちはんすけ
)
のところを指して、いっきに
鷲
(
わし
)
をかけらせた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
が平常はお味方の中にいることも少ない
隠密組
(
おんみつぐみ
)
に籍をおいておりますので、或いはそちらではお覚えがないかも知れませぬ。
蜂須賀彦右衛門
(
はちすかひこえもん
)
の
甥
(
おい
)
にあたる者で、
渡辺天蔵
(
わたなべてんぞう
)
と申します。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「江戸で甲賀を名乗る家といえば
駿河台
(
するがだい
)
の
墨屋敷
(
すみやしき
)
、
隠密組
(
おんみつぐみ
)
の
宗家
(
そうけ
)
といわれる
甲賀世阿弥
(
こうがよあみ
)
だ……ウウム、その世阿弥が十年前に阿波へ入ったきり行方不明? こいつアいよいよ
他人事
(
ひとごと
)
じゃあない」
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
青鷺組というのは、池田家の秘密隊——つまり
隠密組
(
おんみつぐみ
)
の
異名
(
いみょう
)
である。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
隠
常用漢字
中学
部首:⾩
14画
密
常用漢字
小6
部首:⼧
11画
組
常用漢字
小2
部首:⽷
11画
“隠密”で始まる語句
隠密
隠密役
隠密落
隠密廻
隠密者
隠密頭
隠密生涯
隠密遺書