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陶工
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とうこう
ふりがな文庫
“
陶工
(
とうこう
)” の例文
佐賀の城下で、
陶工
(
とうこう
)
久米一
(
くめいち
)
が断罪となる日、彼の
持窯
(
もちがま
)
——
黒髪山
(
くろかみやま
)
の
御用窯
(
ごようがま
)
も破壊された。破壊された中から生れた物があった。
増長天王
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
このさかずきのことが
忘
(
わす
)
れられた
時分
(
じぶん
)
、
彼
(
かれ
)
は、ある
日
(
ひ
)
なにかの
書物
(
しょもつ
)
で、
利助
(
りすけ
)
という、あまり
人
(
ひと
)
に
知
(
し
)
られなかった
陶工
(
とうこう
)
の
名人
(
めいじん
)
が、
昔
(
むかし
)
、
京都
(
きょうと
)
にあったということを
読
(
よ
)
みました。
さかずきの輪廻
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
同じ火の芸術の人で
陶工
(
とうこう
)
の
愚斎
(
ぐさい
)
は、自分の作品を
窯
(
かま
)
から取出す、火のための出来損じがもとより出来る、それは一々取っては
抛
(
な
)
げ、取っては抛げ、大地へたたきつけて
微塵
(
みじん
)
にしたと聞いています。
鵞鳥
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
黒髪山
(
くろかみやま
)
と谷川との間の狭い盆地に、
陶工
(
とうこう
)
久米一
(
くめいち
)
の
細工邸
(
さいくてい
)
があった。
増長天王
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
近ごろ
陶工
(
とうこう
)
久米一
(
くめいち
)
の生活は、がらりと打って変ってしまった。
増長天王
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“陶工”の意味
《名詞》
陶磁器をつくる職人。
(出典:Wiktionary)
“陶工(陶芸家)”の解説
陶芸家(とうげいか)は、陶芸を生業とする者を指す。陶工とも呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
陶
常用漢字
中学
部首:⾩
11画
工
常用漢字
小2
部首:⼯
3画
“陶工”で始まる語句
陶工家