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降立
ふりがな文庫
“降立”の読み方と例文
読み方
割合
おりた
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おりた
(逆引き)
夜半
(
よなか
)
に一度、隣に寝ている男の
呻声
(
うめきごえ
)
を聞いて
為吉
(
ためきち
)
は寝苦しい儘、裏庭に
降立
(
おりた
)
ったようだったが、昼間の
疲労
(
つかれ
)
で間もなく床に帰ったらしかった。
上海された男
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
暫
(
しばし
)
は唯
茫然
(
ぼうぜん
)
とこの
得
(
え
)
もいわれぬ夜の気に打たれていたが、する
中
(
うち
)
、
忽然
(
こつぜん
)
わが家の縁先から、こは
如何
(
いか
)
に、そっと庭の方へと
降立
(
おりた
)
つ幽霊のような白い物の影。
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
が、何だか
沈着
(
おちつ
)
いても居られないので、市郎は洋服身軽に
扮装
(
いでた
)
って、
兎
(
と
)
も
角
(
かく
)
も
庭前
(
にわさき
)
へ
降立
(
おりた
)
った。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
降立(おりた)の例文をもっと
(3作品)
見る
降
常用漢字
小6
部首:⾩
10画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
“降”で始まる語句
降
降誕祭
降参
降積
降出
降頻
降口
降魔
降人
降下
“降立”のふりがなが多い著者
牧逸馬
永井荷風
岡本綺堂