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闇中
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くらがり
ふりがな文庫
“
闇中
(
くらがり
)” の例文
ややありて二人
三人
(
みたり
)
の
跫音
(
あしおと
)
の
小刻
(
こきざみ
)
に近付きつ、「私だよ。」というはお丹の声、「おやどうしなすった。」お丹は
闇中
(
くらがり
)
を
透
(
すか
)
し見て
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
彼は
闇中
(
くらがり
)
でも多少は物が見えるらしい。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
紙片
(
かみきれ
)
は寸断し去って
袂
(
たもと
)
に葬り、勝手
許
(
もと
)
に
退
(
さが
)
らんと歩み
来
(
きた
)
る、片隅の
闇中
(
くらがり
)
より、黒きもの、ぬっと
出
(
い
)
づ。お秀「きゃっ!」と
飛退
(
とびすさ
)
れば、とんきょう声で「ばあっ。」と驚かす。
善
(
よ
)
からぬ
洒落
(
しゃれ
)
なり。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
闇
常用漢字
中学
部首:⾨
17画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“闇”で始まる語句
闇
闇夜
闇黒
闇路
闇雲
闇屋
闇穴道
闇々
闇打
闇暗