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間敷
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まじき
ふりがな文庫
“
間敷
(
まじき
)” の例文
(中略)されば一国一郡をも治め玉はん御方々は、殊更に此子細を御心にしめて、忘れ玉ふ
間敷
(
まじき
)
御事也。是即ち大将軍家への、第一の御忠勤也。
二千六百年史抄
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
相渡すべし是は水呑村百姓一件江戸表へ
差立
(
さしたて
)
再
(
ふたゝ
)
び吟味に相成事故此方より遣す書状
否
(
いな
)
は申さぬ筈なれども本人の
爪印
(
つめいん
)
相
濟
(
すみ
)
候などと
難澁
(
なんじふ
)
申
間敷
(
まじき
)
にも非ず其節は此儀を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
なだらかなる調が和歌の長所ならば迫りたる調が俳句の長所なる事は分り申さゞるやらん。併し迫りたる調強き調などいふ調の味は所謂歌よみには到底分り申す
間敷
(
まじき
)
か。
歌よみに与ふる書
(旧字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
然上
(
しかるうへ
)
は即興詩人と爲り藝人と爲りて公衆の前に出でられ候とも、拙者に於いて故障等可申には無之候。唯此際申入置度は、後日貴君の拙者一家に於ける從來の關係等、一切口外下さる
間敷
(
まじき
)
儀に御座候。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
しかし迫りたる調、強き調などいふ調の味は、いはゆる歌よみには到底分り申す
間敷
(
まじき
)
か。
歌よみに与ふる書
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
▼ もっと見る
云ふにも十八年の間の事なれば此金を
皆
(
みな
)
返
(
かへ
)
すとも
利足
(
ひきたら
)
ず殊に文右衞門は
豫々
(
かね/″\
)
手堅
(
てがた
)
き
氣象
(
きしやう
)
故
(
ゆゑ
)
利足と云ては
請取
(
うけとる
)
間敷
(
まじき
)
により全く禮の心で
肴代
(
さかなだい
)
とでも名を付廿五兩も遣はさば
然
(
しか
)
るべし
然
(
さ
)
すれば殘りの廿五兩を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
しかし迫りたる調強き調などいう調の味はいわゆる歌よみには到底分り申す
間敷
(
まじき
)
か。
歌よみに与ふる書
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
敷
常用漢字
中学
部首:⽁
15画
“間敷”で始まる語句
間敷候
間敷者也