開封かいふう)” の例文
きみはあれから奥州あうしう塩竈しほがままでつたか、相変あひかはらず心にけられて書面しよめんおくられて誠にかたじけない、丁度ちやうど宴会えんくわいをりきみ書状しよじやうとゞいたから、ひらおそしと開封かいふうして読上よみあげた所が、みんな感服かんぷくをしたよ
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
「まさか開封かいふうして見たんではないだろうな。」
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
「とにかく、ご開封かいふうを」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)