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門鑑
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もんかん
ふりがな文庫
“
門鑑
(
もんかん
)” の例文
「あれほどのお屋敷には厳重な見張り見廻りもあります。表裏の門は
門鑑
(
もんかん
)
がなければ、ちょっとも通すことではありません」
銭形平次捕物控:096 忍術指南
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
ところが、
豈
(
あに
)
計らんやです、お蝶はその頃、宗門方の若侍が役宅から出て行くように、通用口の門番に
門鑑
(
もんかん
)
を示し、山屋敷の表からサッサとそこを立ち去っていたのであります。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
門鑑
(
もんかん
)
」
南国太平記
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
間違ひもなくその
門鑑
(
もんかん
)
が惡用されてゐると知つても、八五郎の手落ちにしたくなかつたのです。
銭形平次捕物控:239 群盗
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
迷子札
(
まいごふだ
)
のような
門鑑
(
もんかん
)
を
番士
(
ばんし
)
にしめして、その夜、
霜
(
しも
)
にあったキリギリスみたいに、ビッコをひいた
蛾次郎
(
がじろう
)
が、よろよろと
躑躅
(
つつじ
)
ヶ
崎
(
さき
)
の
郭内
(
くるわない
)
にあるお
長屋
(
ながや
)
へ帰ってきたのは、もうだいぶな
夜更
(
よふ
)
けであった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
それと無く樣子を見て居ると、紫御殿の出入には、その頃の役所などの出入に使つた、小判形の
門鑑
(
もんかん
)
が要るらしく、
空手
(
からて
)
で入つては飛んだ耻を掻かなければならないことに氣が付いたのです。
銭形平次捕物控:283 からくり屋敷
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
門鑑
(
もんかん
)
」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“門鑑”の意味
《名詞》
門鑑(もんかん)
門の通行許可証。
(出典:Wiktionary)
門
常用漢字
小2
部首:⾨
8画
鑑
常用漢字
中学
部首:⾦
23画
“門”で始まる語句
門
門口
門出
門並
門司
門前
門附
門扉
門違
門跡