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長面
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ながおもて
ふりがな文庫
“
長面
(
ながおもて
)” の例文
ふっくら
豊頬
(
ほうきょう
)
な面だちであるが、やはり父義朝に似て、
長面
(
ながおもて
)
のほうであった。一体に源家の人々は、四
肢
(
し
)
逞
(
たくま
)
しく、
尖
(
とが
)
り骨で顔が長い。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
穏やかな
長面
(
ながおもて
)
、大きな真面目な眼、直な鼻、豊かな額、厚いが強い唇、
頬
(
ほお
)
や
顎
(
あご
)
はがっしりと端正で、四角帽を
被
(
かぶ
)
った彼の
風采
(
ふうさい
)
を、時の人は「力に富み、意志に強かった」と伝えている。
楽聖物語
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
(著)
彼女は
華車
(
きゃしゃ
)
づくりで
上背
(
うわぜい
)
もあり、後ろ姿のすっきりした女だったが、目が細く鼻も小さい割に口の大きい、あまり
均齊
(
きんせい
)
の取れない
長面
(
ながおもて
)
で、感じの好い方ではなく、芸もいくらか下地はあったが
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
長
常用漢字
小2
部首:⾧
8画
面
常用漢字
小3
部首:⾯
9画
“長”で始まる語句
長
長閑
長襦袢
長押
長火鉢
長椅子
長刀
長柄
長靴
長持