“上背”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うわぜい90.9%
うはぜ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
姉は幸子より又一層上背うわぜいがあり、小柄な義兄と並んで歩くと姉の方が高く見えるくらいであったが、それだけに四肢ししの肉づきもゆたかで
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
無論、それと気がついてひるむ金吾ではありません。おのれッとおめいて、うしろへとびつくが早いか、上背うわぜいのある相手の体へ組みついて
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やさしくて、ほがらかな聲だつたが、濡雜巾を手にして立上つた姿は、たつぷり上背うはぜもある肥大なものだつた。
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)