“うわぜい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
上背45.5%
上背丈27.3%
上身長13.6%
上脊9.1%
上脊丈4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
無論、それと気がついてひるむ金吾ではありません。おのれッとおめいて、うしろへとびつくが早いか、上背うわぜいのある相手の体へ組みついて
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
両羽も上背丈うわぜいも短かかった。
ハイカラ考 (新字新仮名) / 木村荘八(著)
南部集五郎だ、年の頃は二十七、八、あから顔で大兵肥満、上身長うわぜいがあって立派である。眉太く、眼はつぶら、鼻梁長く、口は大きい。眉の間に二本の縦皺、これがあるために陰険に見える。
神秘昆虫館 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
鼻のたかい、色白の、上脊うわぜいのあるその青年は、例の電球二つを女の乳房ちぶさのようにつけた仏蘭西製フランスせいのスタンドの、憂鬱な色をしたシェドのかげに、うつむき加減に腰かけていたものだったが
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
だが、自分よりずっと上脊丈うわぜいのある三方の大人にむかって、彼がやった一瞬の身の動かし方は、同時に平等な打撃を相手に加えていた。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)