“上背丈”の読み方と例文
読み方割合
うわぜい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ニコと、小次郎は笑靨えくぼをこしらえてそれを眺めた。ずんと上背丈うわぜいがあるので、笑靨までが高慢に人を見下げて見えるのだった。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
両羽も上背丈うわぜいも短かかった。
ハイカラ考 (新字新仮名) / 木村荘八(著)
弁当箱も大きいが、男の恰幅かっぷくもすばらしい筋肉で出来上っていた。硬緊かたじまりに肥えて、骨太で、上背丈うわぜいがある。年頃は三十二、三という見当。
醤油仏 (新字新仮名) / 吉川英治(著)