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釘附
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くぎづけ
ふりがな文庫
“
釘附
(
くぎづけ
)” の例文
が、歌麿は腰の矢立を抜き取ったまま、視線を
釘附
(
くぎづけ
)
にされたように、お近の胸のあたりを見つめて動こうともしなかった。
歌麿懺悔:江戸名人伝
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
其処
(
そこ
)
は雨が
甚
(
ひど
)
く洩るので、四方の戸を
阿父
(
おとう
)
さんが
釘附
(
くぎづけ
)
にして自分の生れ無い前から開けぬ事に成つて居る。
御参詣
(
おまゐり
)
の人も無い寺なので、内の者は
内陣
(
ないぢん
)
で本尊様を拝む。
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
梓が大学の業を
卒
(
お
)
えて、仏文の手紙の姫、
年紀
(
とし
)
は二ツ上の竜子に迎えられて、子爵の家を
嗣
(
つ
)
ぐ頃には、地主の交替か、家主の都合か、かの隠家の木戸は
釘附
(
くぎづけ
)
の
〆切
(
しめきり
)
となって
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
その隣に
冠木門
(
かぶきもん
)
のあるのを見ると、色川国士別邸と
不恰好
(
ぶかっこう
)
な木札に書いて
釘附
(
くぎづけ
)
にしてある。妙な姓名なので、新聞を読むうちに記憶していた、どこかの議員だったなと思って通る。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
釘
漢検準1級
部首:⾦
10画
附
常用漢字
中学
部首:⾩
8画
“釘”で始まる語句
釘
釘付
釘抜
釘隠
釘着
釘店
釘勘
釘拔
釘舌
釘貫