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釘着
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くぎづ
ふりがな文庫
“
釘着
(
くぎづ
)” の例文
廊下の窓も四つの寝室の窓も、窓という窓は
鎧戸
(
よろいど
)
を閉め切った上、ガラス戸は
凡
(
すべ
)
て
釘着
(
くぎづ
)
けにしてしまった。廊下の端には、交替で寝ずの番が立った。
魔術師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
銀煙管
(
ぎんぎせる
)
を
握
(
にぎ
)
った
徳太郎
(
とくたろう
)
の
手
(
て
)
は、
火鉢
(
ひばち
)
の
枠
(
わく
)
に
釘着
(
くぎづ
)
けにされたように、
固
(
かた
)
くなって
動
(
うご
)
かなかった。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
警官達は何とも知れぬ不安の為に、ジリジリと
油汗
(
あぶらあせ
)
が湧き出すのを感じた。彼等の目はスイッチに
釘着
(
くぎづ
)
けになった。「あのスイッチを入れさせては大変だ」という考えが、一同の胸をワクワクさせた。
地獄風景
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
釘着
(
くぎづ
)
けにされたように、
夕顔
(
ゆうがお
)
の
下
(
した
)
から
離
(
はな
)
れなかった。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
釘
漢検準1級
部首:⾦
10画
着
常用漢字
小3
部首:⽬
12画
“釘”で始まる語句
釘
釘付
釘抜
釘附
釘隠
釘店
釘勘
釘拔
釘締
釘貫