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金鈴
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きんれい
ふりがな文庫
“
金鈴
(
きんれい
)” の例文
武子さんの第一歌集『
金鈴
(
きんれい
)
』を、手許においたのだが、ふととり失なってしまって、今、覚えているのは、思いだすものよりしかないが
九条武子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
景陽宮の
深殿
(
しんでん
)
は、ここ
燿
(
かがや
)
く
祗候
(
しこう
)
ノ
間
(
ま
)
だった。
出御
(
しゅつぎょ
)
の
金鈴
(
きんれい
)
がつたわると、ほどなく
声蹕
(
せいひつ
)
の
鞭
(
むち
)
を告げること三たび、
珠簾
(
しゅれん
)
サラサラと捲き上がって
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
を
掉
(
ふ
)
れば
響
(
ひゞき
)
宛然
(
さながら
)
金鈴
(
きんれい
)
のごとし、
之
(
これ
)
を
合圖
(
あひづ
)
に
鬼桃太郎
(旧字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
金鈴
(
きんれい
)
や
小鼓
(
しょうこ
)
を鳴らしながら今し勅使の
洪
(
こう
)
将軍を仙院へ迎える礼をとっているものだった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
『
金鈴
(
きんれい
)
』より——
九条武子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
▼ もっと見る
声はりんりんと
金鈴
(
きんれい
)
を振るに似て、威はあだかも従者に君臨するような言葉づかい。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
はや
森々
(
しんしん
)
たる華岳の参道を踏み登っていたのである。奏楽が起る。
喨々
(
りょうりょう
)
と笛の音、
金鈴
(
きんれい
)
のひびき。そして身は仙境を思わせる
香
(
こう
)
のけむりと一山の僧衆が
粛
(
しゅく
)
と、整列するなかをすすんでいた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
鈴
常用漢字
中学
部首:⾦
13画
“金鈴”で始まる語句
金鈴青銅