野面のもせ)” の例文
たもとに寒き愛宕下おたぎおろしに秋の哀れは一入ひとしほ深く、まだ露りぬ野面のもせに、我が袖のみぞ早やうるほひける。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
野面のもせには木の葉みちたり。
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
とほき野面のもせゑがけかし
藤村詩抄:島崎藤村自選 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
野面のもせ、雪に埋れし
秋の日 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
野面のもせには木の葉みちたり。
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
とほき野面のもせゑがけかし
若菜集 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)