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酔生夢死
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すいせいむし
ふりがな文庫
“
酔生夢死
(
すいせいむし
)” の例文
清貧と安逸と
無聊
(
ぶりょう
)
の生涯を喜び、
酔生夢死
(
すいせいむし
)
に満足せんと
力
(
つと
)
むるものたり。曇りし空の光は軒先に
遮
(
さえぎ
)
られ、
障子
(
しょうじ
)
の紙を
透
(
すか
)
してここに特殊の陰影をなす。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
諸星と天使との大讃美大歓呼の中に生れし地に住みて、心に讃美の歌なく歓呼の声なくして生くるは
酔生夢死
(
すいせいむし
)
である。
ヨブ記講演
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
「うむ。寝ている間は頭が働かない。
酔生夢死
(
すいせいむし
)
、
不自覚也
(
みずからさとらざるなり
)
で、生きていても
勘定
(
カウント
)
に入らない」
ガラマサどん
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
武士の末流、
浮浪
(
ふろう
)
、その他少数の智勇弁力の徒が、日に徳川の天下を
顛覆
(
てんぷく
)
せんとその
釁
(
すき
)
を
覗
(
うかが
)
う時に際して、国民の多数は、
酔生夢死
(
すいせいむし
)
、封建政治に
謳歌
(
おうか
)
したるもまた
宜
(
う
)
べならずや。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
一度自覚して見ると、彼れの目に始めて影じたのは、その母国琉球の
憐
(
あわ
)
れなる境遇であったのであります。世に
酔生夢死
(
すいせいむし
)
の同胞の真中に独り醒めている人ほど寂寥を感ずる者はありますまい。
琉球史の趨勢
(新字新仮名)
/
伊波普猷
(著)
▼ もっと見る
酔生夢死
(
すいせいむし
)
するほど
馬鹿
(
ばか
)
なものはない。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
酔
常用漢字
中学
部首:⾣
11画
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
夢
常用漢字
小5
部首:⼣
13画
死
常用漢字
小3
部首:⽍
6画
“酔生”で始まる語句
酔生児