“すいせいむし”の漢字の書き方と例文
語句割合
酔生夢死100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武士の末流、浮浪ふろう、その他少数の智勇弁力の徒が、日に徳川の天下を顛覆てんぷくせんとそのすきうかがう時に際して、国民の多数は、酔生夢死すいせいむし、封建政治に謳歌おうかしたるもまたべならずや。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
一度自覚して見ると、彼れの目に始めて影じたのは、その母国琉球のあわれなる境遇であったのであります。世に酔生夢死すいせいむしの同胞の真中に独り醒めている人ほど寂寥を感ずる者はありますまい。
琉球史の趨勢 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
酔生夢死すいせいむしするほど馬鹿ばかなものはない。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)