サカ)” の例文
サカほがひは元酒の出来あがる様に呪言を唱へる事ではなかつた。一夜酒の出来方を、「ほ」と見て人の健康を祝福したのである。
たまさかにあひつゝ、友のほがらさは、サカじゝつきて めがねかけたり
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
新猿楽記を見ても、千秋万歳のサカほかひと共に、琵琶法師も出てゐるから、夙く演芸化した盲僧もあつたのだ。
雪の島:熊本利平氏に寄す (新字旧仮名) / 折口信夫(著)