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遠吼
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とほぼえ
ふりがな文庫
“
遠吼
(
とほぼえ
)” の例文
洗ふ波の音は狼みの
遠吼
(
とほぼえ
)
と
倶
(
とも
)
に
物凄
(
ものすご
)
くお里は
頻
(
しき
)
りに氣を
揉
(
もめ
)
ども九郎兵衞は前後も知らず
高鼾
(
たかいびき
)
折から川の向よりザブ/\と水を
分
(
わけ
)
此方
(
こなた
)
へ來る者ある故お里は是を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
よく見ると其の中にも雌の歓心を得てゐる犬とゐない犬とがあつて、怪しげな
遠吼
(
とほぼえ
)
のやうな声を出して吠え立てゝゐるのは其のゐない方の犬であることが判る。
落葉降る下にて
(新字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
商ふ
物賣
(
ものうり
)
の聲も
花街
(
くるわ
)
の
夜
(
よ
)
商人
(
あきんど
)
丁稚
(
でつち
)
の
寢言
(
ねごと
)
も
禿
(
かふろ
)
と聞え犬の
遠吼
(
とほぼえ
)
按摩針
(
あんまはり
)
の聲迄も
都
(
すべ
)
て
廓中
(
くるわ
)
の事を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
遠
常用漢字
小2
部首:⾡
13画
吼
漢検1級
部首:⼝
7画
“遠”で始まる語句
遠
遠方
遠慮
遠近
遠退
遠江
遠山
遠音
遠眼鏡
遠路