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達見
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たっけん
ふりがな文庫
“
達見
(
たっけん
)” の例文
しかも実に明らかな
達見
(
たっけん
)
がそのうちにある。光圀のいったところと、頼房のことばとは、まったく
一
(
ひとつ
)
であった。血はただしくひとつであった。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そのくせ信念もなければ格別の
達見
(
たっけん
)
も持ってはいないので、ただ自己をつくろうに
詭弁
(
きべん
)
と
口舌
(
こうぜつ
)
の才を以てすることになる。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「なるほど。——
魏
(
ギ
)
ヲ
囲
(
カコ
)
ンデ
趙
(
チョウ
)
ヲ救ウ——の策か。さすが
達見
(
たっけん
)
。よろしい、今日以後、君を推して征賊の将軍とする。この一生一
期
(
ご
)
の大機会を君もよく
活
(
い
)
かしたまえ」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
将卒たちの
会心
(
かいしん
)
とするところは、一番首、一番槍などの手がらにあったが、主将たる者のひそかな満足は、ただひとつ、自分の
達見
(
たっけん
)
が的中していたと感じるところにある。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「さよう
恐懼
(
きょうく
)
して、わびるにはおよばん。——さきの諫言も、いまにして思えば、そちの
達見
(
たっけん
)
、ひとつの大策ではあった。また、そちの
私
(
わたくし
)
なき、誠忠のほとばしりと、
酌
(
く
)
んでもおる」
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
達
常用漢字
小4
部首:⾡
12画
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
“達”で始まる語句
達
達磨
達者
達引
達人
達摩
達磨船
達夫
達磨茶屋
達谷