“進(ち)” の例文
ここに至って警察は二進(ち)も三進(ち)もできぬ破目に陥ってしまったのである。或は誰かの単なる悪戯かも知れないが、悪戯としても、ウォーカーや判事が特に選ばれたのはどういう訳であろうか。
恐ろしき贈物 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
庶民の生業(なりわい)、武家のありかた、朝廷のお考え——までをふくんだ歴史の行きづまりというものが、どうしてもいちど火を噴(ふ)いて、社会(よのなか)の容(かたち)をあらためなければ、二(に)ッ進(ち)もさっちも動きがとれない
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)