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逍遥
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せうえう
ふりがな文庫
“
逍遥
(
せうえう
)” の例文
写真班
(
しやしんはん
)
の
英雄
(
えいゆう
)
は、
乃
(
すなは
)
ちこの
三岐
(
みつまた
)
で一
度
(
ど
)
自動車
(
じどうしや
)
を
飛下
(
とびお
)
りて、
林間
(
りんかん
)
の
蝶
(
てふ
)
に
逍遥
(
せうえう
)
する
博士
(
はかせ
)
を
迎
(
むか
)
ふるために、
馳
(
は
)
せて
後戻
(
あともど
)
りをした
処
(
ところ
)
である。——
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
それに何分なまけ者で、「宮仕へをば苦しき事にして、たゞ
逍遥
(
せうえう
)
をのみして」と日記にあるから、要するに役所勤めなんか
嫌
(
きら
)
いで、のらりくらりしていたのであろう。
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
案を払ひ香を
拈
(
ひね
)
つては謹んで無量義経の其中に両眼の熱光を注ぎ、
兀坐寂寞
(
こつざじやくまく
)
たる或夜は、
灯火
(
ともしび
)
のかゝげ力も無くなりて
熄
(
と
)
まる光りを待つ我身と観じ、
徐歩
(
じよほ
)
逍遥
(
せうえう
)
せる或時は
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
あやしとも思はで、尾を振り
鰭
(
ひれ
)
を動かして、心のままに
逍遥
(
せうえう
)
す。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
“逍遥”の意味
《名詞》
逍遥(しょうよう)
気ままに歩き回ること。
(出典:Wiktionary)
逍
漢検1級
部首:⾡
11画
遥
漢検準1級
部首:⾡
12画
“逍遥”で始まる語句
逍遥軒
逍遥道路
逍遥津
逍遥派
逍遥馬
逍遥玉面
逍遥生死
逍遥頭巾