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逍遙
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せうえう
ふりがな文庫
“
逍遙
(
せうえう
)” の例文
雨が振つて来たので傘をさしていつまでも園中を
逍遙
(
せうえう
)
したが、芭蕉・蕪村の趣味から行けば、晩春・行春の気品といふべきである。
イーサル川
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
陪乗したるは
清洒
(
せいしや
)
なる当世風の年少紳士、木立の間に
逍遙
(
せうえう
)
する一個の人影を認むるや
指
(
ゆびさ
)
しつつ声をヒソめ「閣下、
彼処
(
かしこ
)
を革命が歩るいて居りまする」
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
夕まぐれ、風のもなかの
逍遙
(
せうえう
)
に
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
朝
(
あさ
)
逍遙
(
せうえう
)
の其の一日
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
庭
(
には
)
逍遙
(
せうえう
)
の
目
(
め
)
に
觸
(
ふ
)
れて
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
▼ もっと見る
篠田は
例
(
いつも
)
の如く早く起き出でて、一大
象牙盤
(
ざうげばん
)
とも見るべき
後圃
(
こうほ
)
の雪、いと惜しげに下駄を
印
(
いん
)
しつゝ
逍遙
(
せうえう
)
す、日の光は
尚
(
な
)
ほ
遙
(
はる
)
か地平線下に
憩
(
いこ
)
ひぬれど、夜の神が
漉
(
こ
)
し成せる清新の空気は
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
逍
漢検1級
部首:⾡
11画
遙
部首:⾡
14画
“逍遙”で始まる語句
逍遙軒
逍遙遊
逍遙人
逍遙城
逍遙場
逍遙子
逍遙馬車