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辺鄙
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ひな
ふりがな文庫
“
辺鄙
(
ひな
)” の例文
旧字:
邊鄙
心配の最中でありながら千
ノ
利休を師として
茶事
(
さじ
)
を学んで、秀吉をして「
辺鄙
(
ひな
)
の都人」だと嘆賞させたが、氏郷は早くより茶道を愛して、しかも利休門下の高足であった。
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
旗を天下に
吹靡
(
ふきなび
)
かすことも成ろうに、大禄を今受けたりとは申せ、山川遥に隔たりて、王城を霞の日に出でても秋の風に
袂
(
たもと
)
を吹かるる、白川の関の奥なる奥州出羽の
辺鄙
(
ひな
)
に在りては
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
さすがに
辺鄙
(
ひな
)
でも
媚
(
なまめ
)
き立つ
年頃
(
としごろ
)
だけに
紅
(
あか
)
いものや青いものが遠くからも見え渡る
扮装
(
つくり
)
をして、
小籃
(
こかご
)
を片手に、節こそ
鄙
(
ひな
)
びてはおれど清らかな高い
徹
(
とお
)
る声で、桑の
嫩葉
(
わかば
)
を
摘
(
つ
)
みながら歌を
唄
(
うた
)
っていて
雁坂越
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
辺
常用漢字
小4
部首:⾡
5画
鄙
漢検1級
部首:⾢
14画
“辺”で始まる語句
辺
辺陬
辺幅
辺僻
辺土
辺疆
辺隅
辺陲
辺塞
辺洪