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辺僻
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へんぺき
ふりがな文庫
“
辺僻
(
へんぺき
)” の例文
尾張の七男坊とは竹馬の友じゃに依ってなどと、
辺僻
(
へんぺき
)
な山国の二万石や三万石を有難く頂戴してもおられまいではないか。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
また機会や
因縁
(
いんねん
)
があれば、客を愛する豪家や
心置
(
こころおき
)
ない山寺なぞをも
手頼
(
たよ
)
って、遂に福島県宮城県も出抜けて
奥州
(
おうしゅう
)
の或
辺僻
(
へんぺき
)
の山中へ入ってしまった。
観画談
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
烏魯木斉
(
ウロボクセイ
)
は
新疆
(
しんきょう
)
の一地方で、甚だ未開
辺僻
(
へんぺき
)
の地である(筆者、紀暁嵐は
曾
(
かつ
)
てこの地にあったので、烏魯木斉地方の出来事をたくさんに書いている)
中国怪奇小説集:17 閲微草堂筆記(清)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
その人々の中でも特にルネッサンス的気分の濃い人たちが集って、九谷の村から粘土をとり寄せて熱心に旗上げをしたのであるが、余り
辺僻
(
へんぺき
)
な所で、運搬の費用に耐えられなくて
直
(
す
)
ぐ失敗に終った。
九谷焼
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
遂に福島県宮城県も出抜けて奥州の或
辺僻
(
へんぺき
)
の山中へ入つて仕舞つた。
観画談
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
辺
常用漢字
小4
部首:⾡
5画
僻
漢検準1級
部首:⼈
15画
“辺”で始まる語句
辺
辺鄙
辺陬
辺幅
辺土
辺疆
辺洪
辺隅
辺陲
辺塞