起返おきかえ)” の例文
一旦いったん出て、浜へ上って、寝た獅子の肩のところへしゃがんでいたが、対手あいて起返おきかえると、濡れた身体からだに、かしらだけ取って獅子をかついだ。
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
桂木は投落なげおとされて横になつたが、死をきわめて起返おきかえるより先に、これを見たか婦人の念力、そでおり目の正しきまで、下着は起きて、何となく、我を見詰みつむる風情ふぜいである。
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)