起因きいん)” の例文
くわいは——會費くわいひ九圓九十九錢きうゑんきうじふきうせんなるに起因きいんする。震災後しんさいご多年たねん中絶ちうぜつしてたのが、頃日このごろ區劃整理くくわくせいりおよばず、工事こうじなしに復興ふくこうした。
九九九会小記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かかる短時日の間に生じたこの驚くべき思想上の変化は、そも/\何に起因きいんするのであろうか。
そうしてこの結合は、前にもいったごとく、両者とも敵をもたなかった(一方は敵をもつべき性質のものでなく、一方は敵をもっていなかった)ことに起因きいんしていたのである。
かれがこういわれるのも、それに起因きいんしていた。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)