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赭味
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あかみ
ふりがな文庫
“
赭味
(
あかみ
)” の例文
やゝ上気した頬の
赭味
(
あかみ
)
のために剃つた眉のあとが殊に
蒼
(
あを
)
く見える細君はかう云ひ乍ら羞ぢらひげに
微笑
(
ほゝゑ
)
んだ
会釈
(
ゑしやく
)
を客の裕佐の方へなげ
青銅の基督:――一名南蛮鋳物師の死
(新字旧仮名)
/
長与善郎
(著)
その顔には
赭味
(
あかみ
)
がすっかりなくなっていたし、鼻までが蒼かった。幽霊か、悪魔か、それよりももっと怖いものでも見た人間のような顔付であった。
宝島:02 宝島
(新字新仮名)
/
ロバート・ルイス・スティーブンソン
(著)
母は
暢気
(
のんき
)
な顔をして暮し出しました。少し肥って、顔にごく
僅
(
わず
)
か
赭味
(
あかみ
)
がかって、立ち居振舞いに豊かな肉が胸や腹に漂うという中年近くの美人です。
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
弾正の顔は、次第次第に
赭味
(
あかみ
)
を失って蒼くなった。言葉の意味が察せられたのであろう。と、彼は静かに椅子から離れ背延びするように立ち上がった。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
昨日まで
赭味
(
あかみ
)
がかって健康そうに見えていた彼の顔が、今日は別人のように蒼白く色を失っていた。
地球盗難
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
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目賀野の顔は、いよいよ緊張に
赭味
(
あかみ
)
を増した。彼の目は鞄に
釘
(
くぎ
)
づけになっている。
鞄らしくない鞄
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
赭
漢検1級
部首:⾚
16画
味
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
“赭”で始まる語句
赭
赭土
赭顔
赭黒
赭熊
赭茶
赭色
赭土色
赭顏
赭松