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贈賄
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ぞうわい
ふりがな文庫
“
贈賄
(
ぞうわい
)” の例文
綾麻呂 巧みなる
贈賄
(
ぞうわい
)
行為で人々を
手馴
(
てな
)
ずけ、無実の中傷で
蔵人所
(
くろうどどころ
)
の官を奪い、あまつさえその
復讐
(
ふくしゅう
)
をおそれて、臣、石ノ上を東国の
果
(
はて
)
に追いやった我等が仇敵は?
なよたけ
(新字新仮名)
/
加藤道夫
(著)
がぜん彼の門に、
媚態
(
びたい
)
の客や
贈賄
(
ぞうわい
)
の使いが群れをなしたのは、奇異な現象でも何でもない。
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
……ごらんなさい、とうとう世上の
華奢
(
かしゃ
)
、
淫蕩
(
いんとう
)
、
贈賄
(
ぞうわい
)
、
涜職
(
とくしょく
)
の風。役人は役人で、
下
(
しも
)
は
下
(
しも
)
で、この国をここ十年か二十年で
蝕
(
く
)
い
腐
(
くさ
)
らしてしまいそうなほど、浅ましい世の有様を
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
縁故
(
えんこ
)
の手づる、見えすいた
贈賄
(
ぞうわい
)
、後宮の女性の口出し、あらゆる浅ましいもののがんじがらめにされてしまい、藤房の潔癖では、到底、その処理もなしえず、やがて辞任を申し出る始末とはなった。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「まあ、
閥族
(
ばつぞく
)
同士の公然な大
贈賄
(
ぞうわい
)
というわけだな」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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もちろん
贈賄
(
ぞうわい
)
がつきものだった。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“贈賄”の意味
《名詞》
権限のある公務員に賄賂を贈ること。
(出典:Wiktionary)
“贈賄(
賄賂
)”の解説
賄賂(わいろ)は、汚職の一形態。主権者の代理として公権力を執行する為政者や官吏が権力執行の裁量に特別な便宜を計ってもらうことを期待する他者から受ける不正な財やサービスのこと。賂(まいない)とも呼ばれる。賄賂を受け取ることを「収賄」、贈ることを「贈賄」、両方の行為を合わせて「贈収賄」と呼ぶ。
(出典:Wikipedia)
贈
常用漢字
中学
部首:⾙
18画
賄
常用漢字
中学
部首:⾙
13画
“贈”で始まる語句
贈
贈物
贈呈
贈答
贈遺
贈主
贈称
贈言
贈品
贈与