“贈遺”の読み方と例文
読み方割合
ぞうい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
キリスト教徒が鶏卵を食い相贈遺ぞういするに付いて、諸他の習俗、歌唄、諺話、欧州に多いが、要するに天の卵より雛の生まれ出るにキリストの復活を比べ
逃虚集とうきょしゅう十巻、続集一巻、詩精妙というにあらずといえども、時に逸気あり。今其集について交友を考うるに、珙と張天師ちょうてんしとは、最も親熟しんじゅくするところなるが如く、贈遺ぞういじゅうはなはすくなからず。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
親属故旧こきゅうの音信贈遺ぞうい一両ばかり、すべて十一両余を引き、残る所二、三分に足らず。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)