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賤機山
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しずはたやま
ふりがな文庫
“
賤機山
(
しずはたやま
)” の例文
間もなく僕達は浅間神社へ引き返して、
賤機山
(
しずはたやま
)
公園へ登った。桜の蕾が大分赤くなっていた。団さんは昨日の久能山に懲りて
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
賤機山
(
しずはたやま
)
、
浅間
(
せんげん
)
を
吹降
(
ふきおろ
)
す風の強い、寒い日で。寂しい屋敷町を抜けたり、
大川
(
おおかわ
)
の
堤防
(
どて
)
を伝ったりして阿部川の橋の
袂
(
たもと
)
へ出て、
俥
(
くるま
)
は一軒の餅屋へ入った。
雛がたり
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
住居は
浅間
(
せんげん
)
神社の西で、井宮という処だと云った。駿府城の
外曲輪
(
そとくるわ
)
をまわり、武家屋敷の裏をぬけてゆくと、まもなく向うに
賤機山
(
しずはたやま
)
の緑がけぶるように見えてきた。
雨の山吹
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
門際の
流
(
ながれ
)
に臨むと、
頃日
(
このごろ
)
の雨で、用水が
水嵩
(
みずかさ
)
増して
溢
(
あふ
)
るるばかり道へ波を打って、しかも濁らず、
蒼
(
あお
)
く
飜
(
ひるがえ
)
って
竜
(
りょう
)
の躍るがごとく、
茂
(
しげり
)
の
下
(
もと
)
を流るるさえあるに、大空から
賤機山
(
しずはたやま
)
の蔭がさすので
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“賤機山”の解説
賤機山(しずはたやま)は、静岡県静岡市葵区にある山である。標高171メートル。山の南側半分を浅間山(せんげんさん)と称する。「シズオカ」の「シズ」の由来といわれる。
(出典:Wikipedia)
賤
漢検準1級
部首:⾙
15画
機
常用漢字
小4
部首:⽊
16画
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
“賤機”で始まる語句
賤機
賤機木綿