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貢税
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みつぎ
ふりがな文庫
“
貢税
(
みつぎ
)” の例文
地方の民が、大蔵省へ馬で
貢税
(
みつぎ
)
を運び入れながら唄った国々の歌が
催馬楽
(
さいばら
)
となったといわれるが、田楽ももとは農土行事の田植え
囃子
(
ばやし
)
だった。
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
内裏様
(
だいりさま
)
がどちらであろうと、わしらには何のかかわりもない」「ひどい
貢税
(
みつぎ
)
や戦のない世でさえあるならば……」
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「ここらは生きた人間のいる所。なまぬるい都の風は吹いておらんぞ。何しに来たか、
貢税
(
みつぎ
)
肥りの
盗
(
ぬす
)
ッ
人
(
と
)
めら」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「笑わすな。
貢税
(
みつぎ
)
の
膏血
(
こうけつ
)
でぶよぶよ肥っている
廟堂
(
びょうどう
)
の豚めが。梁山泊で赤恥かいた上、ここへ来てまで尻の穴で物をいう気か。人民の敵とは、うぬらのことだ」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
豊年には、水分川の水のとどく限りな領下から
貢税
(
みつぎ
)
をとりあげ、
水涸
(
みずが
)
れには、素知らぬ顔でいいものか。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
公人
(
くにん
)
とは、僧ではない。
雑掌
(
ざっしょう
)
の上役とでもいえようか。荘園の
貢税
(
みつぎ
)
をつかさどる山門の武士である。その
掃部
(
かもん
)
は、倉皇として来て、み
簾
(
す
)
洩
(
も
)
る灯の遠くに、平伏した。
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
貢
常用漢字
中学
部首:⾙
10画
税
常用漢字
小5
部首:⽲
12画
“貢”で始まる語句
貢
貢物
貢献
貢士
貢進
貢馬
貢租
貢進生
貢上
貢拳