“廟堂”の読み方と例文
読み方割合
びょうどう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうなると、公卿くげもまた公卿で、廟堂びょうどうの鼠と化し、きのうは武家をたのみ、きょうは僧団をおだてて、政治を自分たちの擁護に濫用らんようする。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
学問も相当なものだし、廟堂びょうどうに立って仕事のできる点で将来も有望だが、私には愛女の婿はそれでもないという心がある。相当に濃厚にある
源氏物語:34 若菜(上) (新字新仮名) / 紫式部(著)
近くはまた北上上流の軽快なる語音を廟堂びょうどうに聞くように、少なくとも一部の仙台藩閥を、東京の言語の上にも打ち立てしめたいものである。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)