“雑掌”の読み方と例文
旧字:雜掌
読み方割合
ざっしょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
息をひそめて、二人がそれへ心を奪われているところへ、庭口から廻って来た社家の雑掌ざっしょうが、何か、氏富へ向って話していた。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
当社とうしゃ神主かんぬし長谷川右近はせがわうこんどのにお目にかかりたくさんじました。——じぶんは、京都きょうと菊亭公きくていこう雑掌ざっしょう園部一学そのべいちがくというものです」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
従者には、中院ノ雑掌ざっしょう俊秀と天見あまみノ五郎常政を連れ、ふたりを案内に、山崎の海印寺から一里半ほど北へのぼっていた。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)